「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
奴らが去ったあと俺は、我に返った。
「って。おい大悟!お前何してくれてんだ」
「何って…殺したいくらい超ムカついたから」
「な、なんだその怖い理由は。い、一応相手は客だぞ!」
そりゃあ、俺だって
注文なかなかしてこないからムカついたけど
すぐキレるような小学生なレベルじゃない。
「そんなのどうだっていい。あれ、エスカレートしたらセクハラまでいくから事件にならない前に止めといた。てか、俺は岬に触る時点でセクハラとみなすから」
「意味不明だけど何上手くまとめようとしてんだよ」
これで、
もし担任とかが見てたら即アウトだから。
「え?もしかして岬、あいつらのこと庇ってんの?」
「庇うとか意味わからない。客だろ?」
「あー、まじ嫉妬で狂いそうだわ。岬にそんな格好させないで我慢して反対すれば良かった」
大悟は
はぁ、ものすごく深くため息を吐いた。