「俺は、男だ!クソ野郎」
第10章 …こんなの俺らしくない
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そして、今現在
20歳の俺。
岬に怖がれてしまった。
今でもあの時のことを思い出しては、
岬に触れたくなる。
岬に俺の股間を触らせている時に
あの密告野郎が来たせいで全てが台無しになった。
なにヒーロー面してんだよ。
むかつく。
殺してぇ…。
けど、捕まったら岬と過ごせなくなるので
そこはちゃんとわかってる。
でも許せない。
あの常態の岬を拐うとは。
絶対、手を出したに違いない。
あー、くそ。
ここのままじゃ、済ませておけない。
よし、とりあえず会って謝ろう。
おばさんには今日来ると伝えておいた。
いつもは岬に連絡して行くけど
今、連絡したら
間違えなく拒否されるからしなかった。
岬に会いたい。
会って話がしたい。