「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
「お、おい!?大悟!」
突然、おかしくなった大悟を
俺は、慌てながら両手で
周りに見えないようで隠す。
こ、こいつ
急に脱ぐとかバカなの!?
今の時間帯なんて、
学生が通学中だ!
ほら、見てみろ。
あっちこっちの女の人が
お前を物珍しそうに
見ながらガン見してるぞ!
そんな俺の心配は、よそに
大悟は、脱いだシャツを自分の鞄に入れ、
俺がさっき返したばかりのシャツに
着替えた。
「だ、大悟…?」
着替え終わった大悟を見て
そう言った。
「さっきと別に変わらないけど、
どう、似合う?」
大悟は、そう聞いて
なぜか仁王立ちをしていた。
え…?
急にどうした、本当。