「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
―――……。
in 教室!!と言いたいところだが
俺は、唖然と大悟に目を向ける。
「なぁ…大悟。教室、誰もいないぞ?」
ハテナマークを頭上に浮かべた。
え?なに、今日休みでしたって
オチないよね?
俺は、誰一人いないことに
焦り始める。
「あー、そうだった」
すると、大悟は、
何かを思い出したかのように
両手を合わせてパチッと音を鳴らした。
一体、何を思い出したんだ?
「えっと、今日なんかあるのか?」
気になって、問いかけた。
でも、
身構えた俺の耳に
次の瞬間、
聞き捨てならない言葉が聞こえてきた。
「あぁ、…入学式がな」
大悟は、平然とした顔で
持っていた鞄を机の上に置いた。