「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
「あ、そうだ。岬」
「ん、なに?」
「生徒会の奴らに、近づいたらダメだぞ?(なんせ、危険リストに入れたから)」
大悟は、なぜか
心配そうに俺を見てきた。
「あったりめーだ!!誰があんなムカツク集団に、ほいほいと近づくかよ」
え?なに、
俺が生徒会の奴らに脅されると
思ちゃってる系ですか?
例えば、『アレ買ってこい、バカ』
『金出せや、この野郎』みたいなこと
言われてるとか…。
いや…待て。
金出せは、さすがにない。
なんだって、
坊っちゃんらしいからな。
つうか。
自ら、ストレスを溜めに行くマネ
恐ろしくてできないぜ。
そもそも、そんな偉いと言われてる
生徒会とばったり、会うなんてこと
考えてみればないことだろ?
大悟は、たまに
変なこと言うんだよな。
「じゃあ、まぁ。そうことだから。ほら、体育館行くぞ」
大悟は、ホッしたような顔をして、
最後促した。
俺は、机に鞄を置き
それから、一緒に体育館に向かった。
でもまだ
今の時間帯、遅刻とかじゃなくて
間に合う…よな?