「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
―――――
―――――――
―――――――――……。
ざわざわ
ふぅ~……よかった。
間に合ってるみたいだ。
体育館に着くと、
まだ始まっていないらしく
安心した。
《あともう少しで、始まりますので新入生の皆さんは、指定の椅子に座って下さい――……》
すると、舞台側の端の方で
先生らしき人が
そうアナウンスしている声が
聞こえてきた。
新入生って、俺たちのことだよな?
「今から始まるのか…。よしっ、大悟行こうぜ」
「あぁ」
そして俺らは、指定された椅子を
確認して座った。
ちなみに大悟は、俺の右隣だった。
そして、左隣は、
まだ空席だったけど
このパターン前もあった気がする。
な~んか、ね。
ドドドドンと足音が遠くから
聞こえてくるんだよね。
「あー!!!俺の愛しい岬ちゃん~」
語尾にハートマークが
付きそうな声で、
何者かが勢いよく抱きついてきた。