「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
「でも岬ちゃん、あんなうるさかったのに目を覚まさないなんて凄いな♪」
金太郎は、感心したように
言った。
え?
…うるさかったの?
入学式なのに…?
俺は、よくわからなくて
首を傾ける。
「…~~っ!それ反則だよ、岬ちゃん!」
トマトみたいに顔が赤い金太郎。
「反則…?意味わかんねー。で、何でうるさかったわけ?」
「まぁ、そのことは、教室で教えてあげるね♪ほら、行こう」
すると、周りが次々に
移動していくのが見えた。
あ、そーいえば、
入学式終わってたんだっけ。
そう気づいて、
俺達もそそくさと教室に向かった。