「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
頼むときってどうすれば
いいんだ?
まぁ、適当でいっか。
「大悟、なぁいいだろう?少しくらい教えてくれよ?」
俺は、今も
手は、ポケットに突っ込んでいる
大悟の袖を掴みながら
お願いをした。
これでも、必死に
頼んだはずっ!
それを見た大悟は、
「っ!!」と言葉を詰まらせ
次の瞬間、ぼわぁっと
顔を真っ赤に染めてしまった。
そして、ポケットに
突っ込んでいたはずの手が
いつの間にか
自分の口元をおさえていた。
…んだよ。
もしかして、俺が
ダメだって言われたのに
しつこすぎて、怒っているのか?
そうだったら、やばい。
ケンカになる前に
早めに謝っておいた方が
身のためだな。