「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
「岬ちゃん、もう気づいてないとか可愛すぎっ。俺が守ってあげ…「バキッー…」
言い終わる前に
鈍い音が聞こえ、その途端
金太郎は、悲痛の声を出した。
「それは、もうとっくに間に合っている。岬を守るのは俺一人だけでいい」
大悟は、金太郎の腕を捻りながら、
笑顔でそう言った。
「っ!イテェだろ!!」
「当たり前だ。痛くしたんだから」
あー、またなんで
この二人は、争っているんだ。
ガラッー
すると、急に教室のドアが開いて
のっぽの先生が入ってきた。
「おいー皆、席につけー」
大声でそう言いながら、教卓の前に
立った先生は、何か手には、
ボックスを持っていた。