「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
つか、は?
横取り?そんなの知るか。
第一、俺様は、
「別に庶民なんかに興味ねぇよ。ましては、1年なんぞ」
誰が受け付けるかって話だよ。
「僕も帝に同感です。興味ありません」
肇も俺と同じらしい。
「なら、いいけど。あと惚れてもダメだから」
陸人は、またもや変なことを言う。
惚れる…?この俺様が?
はははっ。笑わせんな。
「そんなの世界が滅びるくらいありえないから」
惚れるなんぞ、馬鹿馬鹿しい話だ。
逆に惚れさせてしまう。
「本当だな!それなら安心だ。あ、特に翼!お前も守れよ」
「なんで俺も?惚れることは、わからないけど横取りは……う~、保障できないしー。てか、俺も気になってるから」
「はっ!?ふざけんな」
また争う二人。
コイツ、バカか。
どうも俺には、しょうにあわない。