「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
「なんだ?」
話を言いかけた肇に
そう聞いた。
「この資料を職員室まで提出お願いします」
ご丁寧に肇は、そそくさと
俺にプリントを渡してきた。
「は?なんで俺様が…」
意味わかんねー。
つか、んな面倒なこと誰も引き受ける訳がない。
そう内心思っていたけど、
肇によってすぐにそれは、崩壊された。
「何を言ってるんですか?ろくに生徒会の仕事もしないくせに、これくらいするのは普通ですよね。おかしなこと言わないで早く行ってください」
肇は、表情には出さないが
声のハリがものすごく低くて、
イライラしているように感じ取れた。
しかも目を見ると、
絶対に拒否することを許さないと言ったように
妖しげで光っていた。