「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
「あー、はいはい。わかったよ。だりぃ…」
俺は、トントンと机でプリントを綺麗に整え
仕方なく承諾した。
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で。ただいま、まだ俺は、
さっきまとめたプリントを片手に
職員室に向かっている。
はぁー。
生徒会室から、結構 職員室って
離れた場所にあんだよな。
たくっ、面倒くせ。
肇の野郎、わざとこんなの頼みやがって…。
後で覚えてろとか
イライラしていると、俺の前に
小さな人影が目に入った。
あっ。
ふふっ。いいこと思いついたー。
この俺様は、誰が何て言おうと
全校生徒に顔は利く。
前の奴に、このプリントを
俺の代わりに届けさせればいいんだ。
それなら、わざわざ
歩かなくてもいいことなる。
はははっ。やっぱ、
俺って天才。
「おい、そこのチビ」
俺は、柄にもなく大声で
そいつを呼んだ。