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彼がドSになったわけ。

第1章 ハードエロ本、現る。

男は、彼女の予感通りに、また少女の最奥をめざした。

突き入れては、引き抜き、何度もそれを繰り返す。

何度も、何度も。

そのたびに少女は体を跳ね上げ、悲鳴を鳴らした。

男は、少女により大きな悲鳴をあげさせることだけを考えて、黙々とバイブを動かし続けた。

少女の膣が、バイブの大きさになじんだのだろうか。

最初はあれほど力をこめて突き刺されたバイブが今はすんなりと彼女の中へ入り、出て行く。

しかし楽になったわけじゃない。

男は、スムーズに動くようになった分、高速でバイブを出し入れした。

さらに激しくなっていく責めに、少女は何度も『ごめんなさい』をくりかえした。

当然、男は無視をした。

いつ終わるかも分からない苦痛。しかし、少女は苦痛とは別の感覚が体の芯から湧き出るのを感じた。

痛みとは違った、別の気持ち。

少女がそれが快楽だと気づく前に、口からあえぎ声として飛び出していった。

『あっ、ああーっあっあっ』

痛い。苦しい。でも気持ちいい。

正反対の感情に少女は混乱する。

なぜこんなことを気持ちいいと感じるのか。

理解できぬまま、少女はあえぎ続ける。

やがて、快楽が頂点をむかえて、少女は絶頂した。

『ひっあっ、あっ、あっうああああああああ!!』

少女はひときわ大きなあえぎ声を上げ、ビクリと体を震わせた。

今までにない、深い絶頂。それは終わった後も彼女の体をすみずみまで快楽を駆け巡らせた。

少女は快楽でいっぱいになった頭で、『あ・・あ・・』と力ない声を、壊れたオルゴールのように垂れ流し続ける。

そんな少女の耳元で、男がささやくのだ。

『そんなに乱暴にされるのが気持ちよかったのか?この淫乱め』

と・・・。

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