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リヴァエレ

第2章 俺はまだ戦える

「だから、お前はもうそれが出来ないんだよ。いい加減にその事実を認めろ」
「違います!今まではただ上手くいかなかっただけで、きっと今度こそ──」
「エレン、諦めるんだ」
「……っ」

大きな金色の目から、みるみる涙が溢れだした。

「俺はまだ戦える。戦えるんだ……っ!」

大声で泣きわめく子どもを、俺は黙って見つめていた。
何か優しい言葉の一つでもかけてやるべきなのだろうが、そんな慰めごとなど今のこいつにはなんの意味もない。
俺に出来るのは、こいつに現実を認めさせること、こいつがそれを受け入れられるまで見守り続けることだけだ。

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