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涙話 -Beeindruckt sein-

第1章 仮面夫婦生活


「ただ、君とは夫婦ではない。子供たちの親として生活を共にするだけだ。

俺も悪いかもしれないけど、君のやったことは許せない。

子供が自立して家からでていったら俺達の関係も終了だ。それでいいね?」


妻は無言でうなずく。


小林夫妻は離婚をし、慰謝料を払うとまでも言ってきたが断った。

小林さんの旦那は自分の子供だったら養育費を払うと言ってきたが、

「子どもとあなたを無関係とさせてくれ、将来あなたと一度も会わせる気はない」

と俺は告げた。



それから半年ほど経ち無事女の子が産まれた。

俺の望み通りの女の子だが…複雑な心境だった。

俺の子供じゃなくても、俺のこのように育てるつもりだが…


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