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第7章 希空とアリス

菜々がデリで働き始めて

まもなく1ヶ月になろうとした

ある日の午前中の事、、、

部屋の掃除をしていた菜々に

1本の電話が鳴った。

『希空ちゃん、久しぶり。

デリの方は慣れたい?』

電話の相手は箱ヘルの副店長だ。

「副店長、お久しぶりです。

やる事は同じなのでだいぶ慣れました。」

『それは良かった。

店長がね、希空ちゃんに話があるみたい

だから、一度お店に来てもらえないかな?

たぶん、復帰の話だと思うよ。

もちろん、迎えを行かすから。』

「わかりました。

今日はデリ休みなんで

今日でしたらいつでもいいですよ。』

「じゃあ、お客さんが空いている

2時ぐらいでも迎えを行かすね。

それじゃ、お店で。」

副店長はそう言って電話を切った。

いよいよ希空として復帰できるんだと思った。

菜々は手を止めていた掃除を済ませ

早めの昼食を済ませ、

出かける準備を始めたら

あっという間に約束の2時になろうと

していた。

支度を終えた菜々は

部屋を出てくると

既に迎えのクルマが来ていた。

クルマに乗り

ゆっくりと風俗島が現れた。

1ヶ月ぶりなのに

すごく懐かしく感じた。

菜々は久しぶりの希空モードに

なってお店の事務室に入った

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