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4年分の愛を君へ

第3章 学園祭




「じゃぁねマサト、明日も頑張ろうね!」

「あぁ、じゃぁな。」




学園祭1日目を終えた俺は病院に行く用事があるため実行委員の仕事をチカに任せて1人で校門を出た。




やっぱ申し訳ねぇなぁ。

チカ、1人で大丈夫かなぁ……。



沈みかけの太陽から放たれる日差しを受けながらとぼとぼと駅へ歩く。



ーー好きならそれでいいじゃん
嘘つく必要がどこにあんだよ ーー



全くその通りだよ。

何で俺皆に嘘ついてんだろ。


冷やかされるのがあるからか…。


いや違う、スミレ先輩に迷惑かけたくない。




俺の同級生から色々言われて、本人は無視だけどあんだけ言われんのは俺だったら迷惑だ。


しかも年下だし。




俺なら全員まとめてぶん殴るな… w





そう考えるとスミレ先輩はやっぱすげぇな。

あんだけ言われて怒りもしないなんて。







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