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君がいたから-優輝ver.-

第2章 会話

さて・・。
コンビニに寄ったし、買い出しもしたし、あとは問題ないな。

「で、どこのカラオケいく?優輝はどこか目星つけてんのー?」
「持ち込みができるとこったら、猫しかないだろ」
「ああ、あれかあ。じゃあ池袋かなぁ。」
「そうだな。一旦電車乗るかあ」

電車に乗ろうってことで、沙彩ちゃんに声をかける。

「電車乗って、池袋に行こうか」
「え、ここのカラオケではないんですか?」
「うん、ここらへんは持ち込み禁止だからさ」
「ああ、そうなんですね・・。」

池袋いくの久しぶりだなぁ。
まぁ、そこはどうでもいいんだけど。
沙彩ちゃんがやたら震えてる気がするのは気のせいかな・・。

「どうしたの?」
「池袋、怖い?」

俺とあかねが覗き込むように沙彩ちゃんを気遣う。
それに気がついたのか、沙彩ちゃんがふるふると首を振った。

「いえ、そうじゃないんです・・。」
「じゃあ、どしたーん?」

あかね、ないす。

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