
君がいたから-優輝ver.-
第3章 痛み
俺が気がついてから1時間。
どうやら新入生が帰る時間がきたようだ。
「あ、もう帰る時間か・・。」
『元気な新入生だけ、ね。』
俺の声に反応して、シャッとカーテンを開けたのは
保険医の・・なんだったかな・・なんとか先生。
えーっと・・。あ・・・あー・・。
「東先生!」
そうだ!あずまだ!
東ってかいてアズマでーすっていってたな・・。
「俺は帰れないんですか?」
『もう少しここにいてもらうわ。』
「どうしてですか?」
『あなたを発見してここまで連れてきてくれたのは他ならぬ、この子たちなのよ。でも、それっぽい理由は聞かされたけど、どうもおかしいのよね。そっちの子から聞いた話と周りの子の目撃情報とがちぐはぐなのよ。』
「ちぐはぐ・・?」
『ええ。』
・・っていうか、俺重いのによく連れてこれたな。
あかねかな。
いや、それもできないだろう。
誰かを呼んだとか?
それなら有り得そうだ。
何にしても感謝しなきゃな・・。
「あかねはどう説明したんですか?」
『あかねちゃんっていうのね。あかねちゃんから聞いて頂戴。私はあなたの担任の先生と学年主任の先生を呼んできますから。』
「はい。」
俺があかねに顔を向けると、泣き出しそうな顔をして俯いている。
「お前なりに考えたんだろ?ありがとな。」
「うん・・。」
「沙彩ちゃんは、何も説明はしてないの?」
「話がややこしくなると思って・・黙ってたんです・・。」
「そっかそっか。じゃあ、あかね。どうやって説明したのかだけ教えて。俺は怒らないから。」
「本当に?」
「うん。」
一体どんな荒展開で説明したんだ・・?
俺が人間技ではないことをした、みたいな説明だったら
怒りはしないけどさすがに吹くぞ。
「優輝が、先輩数人に連れていかれて、遅いなぁって思ってついていったら倒れてました。
優輝にかかってる水は多分暑いから頭にかけたんじゃないですかね。って説明したの。」
ちょっとまて。
それだと大分食い違うよ。
しかも、何で丸くおさめようとしてんだよw
どうやら新入生が帰る時間がきたようだ。
「あ、もう帰る時間か・・。」
『元気な新入生だけ、ね。』
俺の声に反応して、シャッとカーテンを開けたのは
保険医の・・なんだったかな・・なんとか先生。
えーっと・・。あ・・・あー・・。
「東先生!」
そうだ!あずまだ!
東ってかいてアズマでーすっていってたな・・。
「俺は帰れないんですか?」
『もう少しここにいてもらうわ。』
「どうしてですか?」
『あなたを発見してここまで連れてきてくれたのは他ならぬ、この子たちなのよ。でも、それっぽい理由は聞かされたけど、どうもおかしいのよね。そっちの子から聞いた話と周りの子の目撃情報とがちぐはぐなのよ。』
「ちぐはぐ・・?」
『ええ。』
・・っていうか、俺重いのによく連れてこれたな。
あかねかな。
いや、それもできないだろう。
誰かを呼んだとか?
それなら有り得そうだ。
何にしても感謝しなきゃな・・。
「あかねはどう説明したんですか?」
『あかねちゃんっていうのね。あかねちゃんから聞いて頂戴。私はあなたの担任の先生と学年主任の先生を呼んできますから。』
「はい。」
俺があかねに顔を向けると、泣き出しそうな顔をして俯いている。
「お前なりに考えたんだろ?ありがとな。」
「うん・・。」
「沙彩ちゃんは、何も説明はしてないの?」
「話がややこしくなると思って・・黙ってたんです・・。」
「そっかそっか。じゃあ、あかね。どうやって説明したのかだけ教えて。俺は怒らないから。」
「本当に?」
「うん。」
一体どんな荒展開で説明したんだ・・?
俺が人間技ではないことをした、みたいな説明だったら
怒りはしないけどさすがに吹くぞ。
「優輝が、先輩数人に連れていかれて、遅いなぁって思ってついていったら倒れてました。
優輝にかかってる水は多分暑いから頭にかけたんじゃないですかね。って説明したの。」
ちょっとまて。
それだと大分食い違うよ。
しかも、何で丸くおさめようとしてんだよw
