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君がいたから-優輝ver.-

第5章 気持ち


「あの・・」

口を開いたのは俺ではなく沙彩ちゃんの方だった。

「どうしたの?」
「さっきは、めぐがごめんね?いつも目上の人にはそれなりの姿勢でいなきゃダメって言ってるのに・・。」
「あはははっ!」
「え??」
「いや、だってそりゃあそうだよww」
「・・??なにが・・?」
「だってさ、俺と沙彩ちゃんは同い年だよ?」
「でも・・他人様だし。」
「だけど、めぐみちゃんからしたら、親近感のある人だったんだよ。俺は嬉しいよ?沙彩ちゃんの家族と接することができたんだし、あんなにフレンドリーなんだからいいことじゃないかw」

ケタケタと笑いながら駅まで歩いていると、あっという間に駅についてしまった。

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