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君がいたから-優輝ver.-

第5章 気持ち

了解を得てから、ホームに下りて、アイスをほおばること約5分。
アイスも食べ終わり、電車の時間をスマホで確認する。

「あと、1分弱ってとこだと思うよー」
「わ、わかりましたっ!」

一生懸命食べつつ、こめかみを押さえる沙彩ちゃん。
そんなに焦らなくてもいいのに。

「そんなに焦らなくても大丈夫だよ。電車の中で食べればいいんだし。」
「そうですか・・?」
「うん」

なんでこの駅のホームは微妙な位置に電光掲示板があるんだ・・。
待合の椅子からじゃ見えないぞその位置・・。

「ふぁ、ゆうひふん!へんひゃひまふお!」
「え?」

急いでいるのはわかるんだけど、何をいってるんだ・・?

「ははら、へんひゃはひまふお!」
「・・・?」

よし、わからん。
しかし、電車がやってくる方向に目を向けると、電車がこちらにやってきているのが見えた。

「ああ、電車がくることを教えてくれてたのか。ありがとう」

んー、にしても、なぜそんなに焦るのやら。
電車の中で飲み食いするってそんなに恥ずかしいかね?
たしかにパンとかおにぎりを食べるのは恥ずかしいかもしれないけど・・。


「ごちそうさまでした!」
「おお・・がんばったね・・?」
「はいっ!」

元気になったようでよかったです笑

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