
君がいたから-優輝ver.-
第5章 気持ち
沙彩ちゃんを荷台に乗せたところで、
「警察」の二文字が脳裏を過ぎる。
これが見つかれば沙彩ちゃんだけでなく沙彩ちゃんの親にまで迷惑をかけてしまうかもしれない。
「沙彩ちゃん。」
「はい・・?」
「俺が走るから沙彩ちゃん普通に漕いでー」
「え!?で、でも道わかりませんし!」
「大丈夫!並走するから!」
自転車に並んで走るって、かなり大変だけど・・
まぁ、そこはなんとかなるだろう。
何度もあかねとやってるし。
体力云々はあかねによって鍛えられたし・・
大丈夫なはず。
「で・・でも・・」
「大丈夫、あかねとよくやってるから!」
そこまでいうと、そうですか・・?と言って荷台から降りて、サドルに座ってくれた。
「じゃ、行こうか」
俺の荷物をカゴに入れて自転車が走ったのと同時に走り出す。
「どっちに行けば・・?」
「このまままっすぐー」
駅からの道は至って簡単。
まっすぐいって、突き当りを右に曲がって、
更にそこからまっすぐ走って、突き当たり手前の路地を入って3軒目。
とても簡単。
「次はどっちに・・?」
最初の突き当たりにきて、聞いてくる。
「次は右に曲がるよー。そこからまた少しまっすぐだよー」
簡単なんだけど、割と距離があるのが難点だ。
地味に足にくるんだよな、これ。
「あ、そこ!そこの路地はいってー」
「ここですねー?」
路地に入って、3軒目。
「あ、あそこにいるのって・・」
「ああ、あかねだな」
「遅いよお!!何してたのー?」
「ごめんね・・優輝君が走るって・・」
「ああ、警察を心配したのかぁ」
「そう・・だよ・・ふう・・お前なら問題ないけどな・・」
あかねだったら、警察!!ってわかれば荷台から飛び降りるという荒技を使えるんだけど、沙彩ちゃんはそんなことできそうにないだろうから・・仕方ない。
「まぁ、しゃあないかぁ。」
「警察」の二文字が脳裏を過ぎる。
これが見つかれば沙彩ちゃんだけでなく沙彩ちゃんの親にまで迷惑をかけてしまうかもしれない。
「沙彩ちゃん。」
「はい・・?」
「俺が走るから沙彩ちゃん普通に漕いでー」
「え!?で、でも道わかりませんし!」
「大丈夫!並走するから!」
自転車に並んで走るって、かなり大変だけど・・
まぁ、そこはなんとかなるだろう。
何度もあかねとやってるし。
体力云々はあかねによって鍛えられたし・・
大丈夫なはず。
「で・・でも・・」
「大丈夫、あかねとよくやってるから!」
そこまでいうと、そうですか・・?と言って荷台から降りて、サドルに座ってくれた。
「じゃ、行こうか」
俺の荷物をカゴに入れて自転車が走ったのと同時に走り出す。
「どっちに行けば・・?」
「このまままっすぐー」
駅からの道は至って簡単。
まっすぐいって、突き当りを右に曲がって、
更にそこからまっすぐ走って、突き当たり手前の路地を入って3軒目。
とても簡単。
「次はどっちに・・?」
最初の突き当たりにきて、聞いてくる。
「次は右に曲がるよー。そこからまた少しまっすぐだよー」
簡単なんだけど、割と距離があるのが難点だ。
地味に足にくるんだよな、これ。
「あ、そこ!そこの路地はいってー」
「ここですねー?」
路地に入って、3軒目。
「あ、あそこにいるのって・・」
「ああ、あかねだな」
「遅いよお!!何してたのー?」
「ごめんね・・優輝君が走るって・・」
「ああ、警察を心配したのかぁ」
「そう・・だよ・・ふう・・お前なら問題ないけどな・・」
あかねだったら、警察!!ってわかれば荷台から飛び降りるという荒技を使えるんだけど、沙彩ちゃんはそんなことできそうにないだろうから・・仕方ない。
「まぁ、しゃあないかぁ。」
