
君がいたから-優輝ver.-
第6章 好き?嫌い?
翌日、学校に登校するなりあかねが大慌てで俺のほうに飛んできた。
沙彩ちゃんを引っ張りながら。
あー、なんていうか。
若い犬の散歩みたいですね・・うん。
犬にリードされる飼い主の図といえば的確かな・・。
「おはよう。あかね、沙彩ちゃん可哀相。」
「え!?あっあ、ごめんね!!」
「いえ・・大丈夫です・・けほっ・・」
「あーぁ。災難だったねぇ・・散歩ご苦労様・・飲む?」
俺が差し出したのは飲みかけのイチゴ牛乳。
それを沙彩ちゃんが断ろうとしたときにはあかねの手によって強奪されていた。
「いらないなら私もらう!」
「あー!じゃあ私も私ももらいますっ!!」
「wwwで、何が大変なの?あかね。」
「そうそう、あの先輩いたじゃん?停学処分だって!」
「・・へぇ、何ヶ月?」
「1ヶ月だよ、さすがにそれ以上はできないと思う。」
「まぁ、そりゃあそうか。」
でも、さすがに1ヶ月くらいじゃ時間稼ぎにしかならないような。
あいつらが学校に出てきたら同じことを繰り返されるかもっとひどいことをされるか・・。
うーん、怖いなぁ。
「あ、あの・・それじゃ時間稼ぎにしかならないのではないですか・・?」
沙彩ちゃんも同じことを思っていたようだ。
やっぱ普通はそう考えるよな。
俺ら高校生がそれを考えるのだから、大人はもちろん、対策をしているはずだ。
「そのことなんだけどね、また同じことを繰り返すといけないから、その先輩達は復学してきても先生達が目を離さないってことになったの。だから、基本的には大丈夫だと思うよ?」
でも、さすがにトイレだといわれてトイレまでついていくなんてことはないだろうしな。
「それでも問題を起こしたら?」
「次は退学だろうねぇ。お母さんもそう言ってた。」
「まぁ、そりゃそうか。さっさと退学になってくれたらいいのになぁ」
「でも、そのためにはまた優輝が死に掛けなきゃダメだろうねぇ」
「んなことしなくてもあちらさんから来るだろうよ。」
「・・優輝君、来ても喧嘩しちゃだめです・・。」
「したくないけど、あのゴリラに「話し合い」なんて言葉理解できると思う?」
「・・いえ・・。」
だよなぁ。
俺もそう思うよ。
沙彩ちゃんを引っ張りながら。
あー、なんていうか。
若い犬の散歩みたいですね・・うん。
犬にリードされる飼い主の図といえば的確かな・・。
「おはよう。あかね、沙彩ちゃん可哀相。」
「え!?あっあ、ごめんね!!」
「いえ・・大丈夫です・・けほっ・・」
「あーぁ。災難だったねぇ・・散歩ご苦労様・・飲む?」
俺が差し出したのは飲みかけのイチゴ牛乳。
それを沙彩ちゃんが断ろうとしたときにはあかねの手によって強奪されていた。
「いらないなら私もらう!」
「あー!じゃあ私も私ももらいますっ!!」
「wwwで、何が大変なの?あかね。」
「そうそう、あの先輩いたじゃん?停学処分だって!」
「・・へぇ、何ヶ月?」
「1ヶ月だよ、さすがにそれ以上はできないと思う。」
「まぁ、そりゃあそうか。」
でも、さすがに1ヶ月くらいじゃ時間稼ぎにしかならないような。
あいつらが学校に出てきたら同じことを繰り返されるかもっとひどいことをされるか・・。
うーん、怖いなぁ。
「あ、あの・・それじゃ時間稼ぎにしかならないのではないですか・・?」
沙彩ちゃんも同じことを思っていたようだ。
やっぱ普通はそう考えるよな。
俺ら高校生がそれを考えるのだから、大人はもちろん、対策をしているはずだ。
「そのことなんだけどね、また同じことを繰り返すといけないから、その先輩達は復学してきても先生達が目を離さないってことになったの。だから、基本的には大丈夫だと思うよ?」
でも、さすがにトイレだといわれてトイレまでついていくなんてことはないだろうしな。
「それでも問題を起こしたら?」
「次は退学だろうねぇ。お母さんもそう言ってた。」
「まぁ、そりゃそうか。さっさと退学になってくれたらいいのになぁ」
「でも、そのためにはまた優輝が死に掛けなきゃダメだろうねぇ」
「んなことしなくてもあちらさんから来るだろうよ。」
「・・優輝君、来ても喧嘩しちゃだめです・・。」
「したくないけど、あのゴリラに「話し合い」なんて言葉理解できると思う?」
「・・いえ・・。」
だよなぁ。
俺もそう思うよ。
