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君がいたから-優輝ver.-

第6章 好き?嫌い?

「それで?あかねは何を言おうとしてたの?」
「あ、そうそう!今日学校終わったら遊びに行こうよって話!メガネ君も!」
「なんで俺まで一緒なん・・」
「そう硬いこというなってー!」

いいコンビだ。

「まぁ、俺はいいけどさ。沙彩ちゃんはどうよ?」
「うーん、優輝君はいくんですか・・?」
「まずどこにいくかだよね」
「そうですねぇ・・」

どこにいくのかわからないことにはなんともいえない。
これがまたカラオケだったらちょっと考えものだしな。

「どこにいくのかは決まってるよ!」
「どこにいくの?」
「マックでなんか食べてから、ゲーセン!」
「あー、いいよ。いいけど・・」

ゲーセンとかもっと危なくね?
あー、でも制服着てるし見回りもうろうろしてるし大丈夫かな。

「制服着てるから大丈夫だよ!」
「問題起こしたときが大丈夫じゃないですけどね・・」

そうだね、沙彩ちゃんの言うとおりだな。
これは一度家に帰るべきじゃないのだろうか。

「うーん、沙彩ちゃんさ、一度家に帰ってまたどこかに集合っていうのはできる?」
「あ、はい、できますよ」
「ちょっとまった!!!!」


いきなり「待った」をかけたのはあかねではなく、今回はえーっと・・め・・じゃない。えーっと。そうだ、将太。
将太が大きな声で「待った」をかけた。

「なんだよ」
「俺は部活あるから!」
「あ、そうですよね、部活って何されてるんですか?」

沙彩ちゃんが話を広げようと部活について聞いている。
なんというか、気になることではあるけど、なんだか気に食わない。
なんでそいつに話かけるんだよ!!
いや別にいいんだけど!!

「水泳部だよ」

水泳か・・水泳!?!?!?
この学校水泳部が一番強いって言ってたの聞いたような・・。

「ええすごい!」
「え、なになに?何の話ー!?」

あかねがくいついてきた。
どうでもいいが・・水泳部か。
イケメン度アップ。
筋肉の塊だろ。こいつこれから「キンニクノカタマリ」ってあだ名でいいかな。

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