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君がいたから-優輝ver.-

第6章 好き?嫌い?

帰る道すがら、あかねは俺に聞いてきた。

「優輝は、メガネ君のこと、どう思う?」
「え?男同士だし、好きとかはねえよ」
「そうじゃないよ。友達になれそう?」
「まぁ、なれるだろ。正直性格は正反対だけど。」
「まぁね。磁石もS極同士じゃ引き合わないから、ちょうどいいんじゃない?」
「・・まぁね。」

あかねはキンニクノカタマリ・・じゃない。将太。
将太の話をする時に限って、目を輝かせて話をする。

面白くはないが、仕方ない。
それがイケメンパワーってやつなんだから。

「メガネ君はイケメンだと思うんだー、私。」
「それで?」
「あ、拗ねた?」
「別に。」
「でも、優輝もイケメンだと思うよ。」
「・・・だから?」
「だから、沙彩ちゃんは・・あ、なんでもない。出すぎたこといいそうだった。」
「・・そうだね、取られない様にしなくちゃな。」
「ちょっと違うんだけどなぁ・・言いたいこと。」
「なんだよじゃあ。」
「言わない。教えない。これは自分で気がつくべきだよ」
「はあ?」
「・・・って死んだお母さんが言ってた」
「いきてるだろ!」
「そうだったww」


あかねに言われたことを考えながら歩いていると、気がつけばあかねの家を通り過ぎて自分の家にいた。
あかねはきっと家に帰ったんだろう。
あかねなら心配することもないだろうし、大丈夫だな。

「さ、着替えるか。」

まずはシャワーを浴びてから。
着替えを用意してシャワーを浴びる。
今回もシンプルにまとめた感じのスタイルになった。
・・まぁ、これはこれでありだな。
うん。
さぁ、風呂入ろう・・・。

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