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君がいたから-優輝ver.-

第2章 会話

「あ、あのさ。沙彩ちゃん。これ、食べない?さっき買って来た。」
「え、いいんですか?」
「うん、嫌いじゃないなら、食べて。」
「いただきます!」

箱を手渡して、ノートを覗き込むようにして沙彩ちゃんに小声で話す。

「あとでライン、交換しようよ。あと、シュークリーム上手だね。食べたくなった。」

小声で言ってから返事を待たずに自分の席に逃げた。

「あかねー。シュークリームくいてーわー。」
「優輝が甘いもの食べたがるとかいつものことだけど、
自分から言うなんて珍しいねー。どしたーん?奢ってくれるのー?」
「お前が俺に奢るという選択肢はねえのか・・w」
「ない!!」
「断言してんじゃねえよwww即答かよwww」
「あっはっはww」


あー・・・。
シュークリーム食べたいなー・・。
コンビニあとで行くか・・。


「あかねさんもシュークリーム食べたいなー!」
「しらねー。」
「ひどいい!!」

3人分のシュークリーム。
カラオケの部屋で食べよう、みんなで。
そう思うと、頬が緩んでしまう俺って・・
やばいな、キモイかもしれない。
早く帰れないかなぁ。
時間過ぎてくれマジで。

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