
君がいたから-優輝ver.-
第6章 好き?嫌い?
「じゃあ、カゴにいれてくれるかな。出すから」
「ええ!?悪いですよ!私が出します!」
困ったなぁ。
言ったらきかなそう・・。
あ。
俺が財布の中身を確認してから、
沙彩ちゃんに声をかけてみる。
「あのさ、俺の財布に100円たりなくて。100円だけ貸してくれない?」
「あ、じゃあ差し上げます!」
「んーww あとでなんか一緒に食べようかー。奢るー」
「い、いいですよ!」
「遠慮しないのー。気持ちですから。」
「・・・そう・・ですか?」
「うん。」
カゴをレジに通してもらっている間に、何を食べようか悩む。
「そうだ、今度さ」
「はい?」
「今度一緒にどこか2人で遊びにいかない?」
「え!?」
「あー、いやならいいんだ」
「いやじゃないです!」
「じゃあ、どこか行きたい場所あったら教えてね」
「はいっ!考えておきます!」
これからが楽しみだ。
とりあえず、今日はいいとして、明日は部活に入部届け出しに行こうかなぁ・・。
