
honey-仕事と恋と・・・
第2章 第1章*マイナス
私の隣の部屋…。
今まで何度も玄関ホールで見かけたことはあるけど、いつも出る時か入る時だったから、どの部屋かは知らなかったんだよね。
でもまさかお隣さんだったとは…。
「落としてるよ。」
ふとイケメン君が私のキーケースを拾ってくれていた。
びっくりしすぎて落としたらしい。
「あ、ありがとうございます…」
何も言わずに彼はそのままエレベーターの方へ歩いて行った。
私もそのまま同じエレベーターに乗ることにした。
…って同じ階(しかもお隣さん)なんだから当たり前か。
レディーファーストの意識はあるのか、部屋の階に着くと、開けるのボタンを押したまま私がエレベーターから降りるのを待ってくれていた。
そのまま直進し、自分の部屋の前で鍵を開けるため止まると、なぜかイケメン君が私の腕を引っ張った。
驚き声も出せずにいると唇に何かが当たった。
「!?」
イケメン君の顔が離れてようやく私は彼にキスされたのだと分かった。
「チャンス到来。覚悟しとけよ?」
彼はそう言って、自分の部屋へと消えていった。
ーーー上篠尚。
それが彼の名前だった。
*
翌日、未だに上篠さんに突然キスされたこと、言われたことが分からず悶々としていた。
今日は祝日で仕事も休みだし、とりあえず買い物に行こう。
思い切り買い物して忘れよう。
きっと上篠さんは酔ってたんだ!
そう考えることにした。
と、いきなり着信。
聡からだった。
「おはよ。いきなりなんだけどさ、今日夕方から飯行かない?」
ちょうどいい。
聡に話を聞いてもらおう!
「行く!ついでに話したいこと盛りだくさんなんだけど!」
「はいはい。じゃ、5時くらいに迎え行くね。」
聡とご飯行く時は基本聡が迎えに来てくれる。ただ、今日は飲むから歩きだなー。
とりあえず私は約束の時間までには帰ってくるよう考えながら買い物に行くことにした。
今まで何度も玄関ホールで見かけたことはあるけど、いつも出る時か入る時だったから、どの部屋かは知らなかったんだよね。
でもまさかお隣さんだったとは…。
「落としてるよ。」
ふとイケメン君が私のキーケースを拾ってくれていた。
びっくりしすぎて落としたらしい。
「あ、ありがとうございます…」
何も言わずに彼はそのままエレベーターの方へ歩いて行った。
私もそのまま同じエレベーターに乗ることにした。
…って同じ階(しかもお隣さん)なんだから当たり前か。
レディーファーストの意識はあるのか、部屋の階に着くと、開けるのボタンを押したまま私がエレベーターから降りるのを待ってくれていた。
そのまま直進し、自分の部屋の前で鍵を開けるため止まると、なぜかイケメン君が私の腕を引っ張った。
驚き声も出せずにいると唇に何かが当たった。
「!?」
イケメン君の顔が離れてようやく私は彼にキスされたのだと分かった。
「チャンス到来。覚悟しとけよ?」
彼はそう言って、自分の部屋へと消えていった。
ーーー上篠尚。
それが彼の名前だった。
*
翌日、未だに上篠さんに突然キスされたこと、言われたことが分からず悶々としていた。
今日は祝日で仕事も休みだし、とりあえず買い物に行こう。
思い切り買い物して忘れよう。
きっと上篠さんは酔ってたんだ!
そう考えることにした。
と、いきなり着信。
聡からだった。
「おはよ。いきなりなんだけどさ、今日夕方から飯行かない?」
ちょうどいい。
聡に話を聞いてもらおう!
「行く!ついでに話したいこと盛りだくさんなんだけど!」
「はいはい。じゃ、5時くらいに迎え行くね。」
聡とご飯行く時は基本聡が迎えに来てくれる。ただ、今日は飲むから歩きだなー。
とりあえず私は約束の時間までには帰ってくるよう考えながら買い物に行くことにした。
