夕雲の中学生恋愛日記
第4章 勉強会
結局、中体連は野球部しか勝ち残らなくて、その野球部も決勝で敗退。全校応援は行ったけど、途中からは見てられなかった。さんざん、点数を入れられて、どんどん走れなくなる野球部員が可哀想に見えた。そして、期末テストがやって来る。テストを来週に控えた私は智也くんに勉強を教えてもらうべく、智也くんの家に来ていた。
「で、どこがわかんないわけ?」
「えっと、方程式の利用のとこで、文章がわからなくて…。」
智也くんの教え方は意外にうまくて、すぐに問題が解けるようになった。理数系が得意らしく裏技まで教えてもらった。あとはテスト範囲のなかで特にテストに出やすいところを重点的に説明してもらったり、かなり勉強らしい勉強をした。
「智也くん、これわかんないんだけど、教えてくんない?」
突然勢いよくドアが開き、そこから祥亘が教科書を持って出てきた。
「えっと…俺、もしかしたら、邪魔なカンジ?」
「お、祥亘もいいとこに来た。勉強会やろ。」
「よかった…。俺、一瞬すごい邪魔かなとか思った」
「やっぱり、祥亘も勉強教えてもらうんだ。」
「最初は夕雲んち行ったんだけど、おばさんがいないって言うからここまで来た。」
確かにそう言われると納得がいく。智也くんと祥亘と私の家は祥亘の家の隣に私の家があってその隣に智也くんの家がある。私の家に来た方が早い。
「じゃ、やろっか、勉強会。」
「で、どこがわかんないわけ?」
「えっと、方程式の利用のとこで、文章がわからなくて…。」
智也くんの教え方は意外にうまくて、すぐに問題が解けるようになった。理数系が得意らしく裏技まで教えてもらった。あとはテスト範囲のなかで特にテストに出やすいところを重点的に説明してもらったり、かなり勉強らしい勉強をした。
「智也くん、これわかんないんだけど、教えてくんない?」
突然勢いよくドアが開き、そこから祥亘が教科書を持って出てきた。
「えっと…俺、もしかしたら、邪魔なカンジ?」
「お、祥亘もいいとこに来た。勉強会やろ。」
「よかった…。俺、一瞬すごい邪魔かなとか思った」
「やっぱり、祥亘も勉強教えてもらうんだ。」
「最初は夕雲んち行ったんだけど、おばさんがいないって言うからここまで来た。」
確かにそう言われると納得がいく。智也くんと祥亘と私の家は祥亘の家の隣に私の家があってその隣に智也くんの家がある。私の家に来た方が早い。
「じゃ、やろっか、勉強会。」