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夕雲の中学生恋愛日記

第6章 秘密のパーティー

無事、智也くんを祥亘の家に連れてきた。今はまだ玄関前。祥亘も私もかなり緊張してる。ここからが大事。パーティーが成功するかが決まる。

「智也くん、ドア開けてよ。」

「なんで?」

にっこりとした微笑みを浮かべて、智也くんが言う。昔から智也くんは疑り深くて、今もそれは変わらないみたい。

「いいから、開けてみて!」

智也くんは渋い表情でドアを開けた。祥亘と私は目配せをして、息を合わせる。

「智也くん、ハッピーバースデー!」

「え?」

智也くんは心底驚いた顔をしてた。サプライズが成功したみたいで私と祥亘は二人で笑いあった。

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