夕雲の中学生恋愛日記
第7章 衝突
期末テストもお祭りも終われば、学校内は文化祭の準備に取りかかる。もちろん、実行委員会は生徒会のメンバーだけど、他にも実行委員会がある。智也くんに聞いたところだと、プログラム実行委員会、学級発表実行委員会、全校制作実行委員会、会場実行委員会、音楽祭実行委員会の5つ。私は、当然音楽祭実行委員会に推薦された。1年生からは音楽祭実行委員会は3人。私と、未和、晴海。あまり仲は良いとは言えないメンバーだけど、きっと大丈夫なはず!祥亘は会場実行委員会に入った。智也くんは祥亘と同じ会場実行委員会。力仕事が多いらしい。それは私が入った音楽祭実行委員会(通称音実)も同じ。4階の音楽室から1階の体育館まで楽器を搬入するらしい。
「智也くん、会場係って楽しいの?」
「まぁまぁかな。音実は?」
「こっちもまぁまぁ。」
委員会の途中でたまたま廊下で智也くんと会った。智也くんも私も道具を持ってくる作業をしていて、たまたま目的地が一緒だった。だから、こうして廊下を歩いてる。
どこからか声が聞こえてくる。
「…………………なの!」
なにを喋っているのかはわからない。用事のある教材室のドアを開けると、見知った人がそこにいた。
「智也くん、会場係って楽しいの?」
「まぁまぁかな。音実は?」
「こっちもまぁまぁ。」
委員会の途中でたまたま廊下で智也くんと会った。智也くんも私も道具を持ってくる作業をしていて、たまたま目的地が一緒だった。だから、こうして廊下を歩いてる。
どこからか声が聞こえてくる。
「…………………なの!」
なにを喋っているのかはわからない。用事のある教材室のドアを開けると、見知った人がそこにいた。