夕雲の中学生恋愛日記
第7章 衝突
そこにいたのは、紛れもなく祥亘だった。
グイッ
私の手首は智也くんに掴まれて教材室から完全に死角である場所に着いた。ここでも充分なくらいに声は聞こえた。
「私、祥亘が好きなの!付き合って!」
え?…もしかして祥亘が告白されてるの?しかも告白した相手はバスケ部の2年の先輩、原田祐希ちゃん。
「別にいいけど…。」
「……っっ!!!」
私はその場から走って逃げた。聞いていたくなかった。祥亘が祐希ちゃんと付き合うなんて…。
そうだ、私は所詮幼馴染み。小さい頃からの友達。恋愛対象にはならない。私は走るのをやめた。なんだ、考えればわかる話じゃん。なにを勘違いしてたんだろう。後ろから誰かが来る足音がした。今は誰が来ても笑顔で話しかけれそうにない。
「夕雲…。」
グイッ
私の手首は智也くんに掴まれて教材室から完全に死角である場所に着いた。ここでも充分なくらいに声は聞こえた。
「私、祥亘が好きなの!付き合って!」
え?…もしかして祥亘が告白されてるの?しかも告白した相手はバスケ部の2年の先輩、原田祐希ちゃん。
「別にいいけど…。」
「……っっ!!!」
私はその場から走って逃げた。聞いていたくなかった。祥亘が祐希ちゃんと付き合うなんて…。
そうだ、私は所詮幼馴染み。小さい頃からの友達。恋愛対象にはならない。私は走るのをやめた。なんだ、考えればわかる話じゃん。なにを勘違いしてたんだろう。後ろから誰かが来る足音がした。今は誰が来ても笑顔で話しかけれそうにない。
「夕雲…。」