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夕雲の中学生恋愛日記

第17章 2つの影

「そう…。じゃあ、夕雲、今日うちによっていかない?勉強しよ。」

「珍しい。祥亘が勉強しようなんて。」

「俺だって勉強すんだよ」

「わかった、じゃあ、よっていくよ。」


そうして祥亘の部屋に入った。勉強もお互いにわからないところを教えあったりした。休憩してると祥亘はまたあのはなしを掘り下げてきた。


「もう一回聞くけど本当に諒と何もなかったの?」

「何もないってば、しつこいなぁ。」

「…の割には夕雲の顔赤いけど?本当に?」


祥亘は私を押し倒した。こんなこと初めてだったから、訳がわからなくなった。


「諒もなんかきまずそうな感じだったし…何年夕雲と一緒にいると思ってんの?その赤くなった顔見れば智也くんだって何かあったってわかるよ。」

「………言っても怒らない?」

「怒らない。まぁ、内容によるかもしれないけど。」

「実は…」

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