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夕雲の中学生恋愛日記

第18章 プレゼント

祥亘に手を引かれ数分…。まだどこに向かっているかわからない私はただただ戸惑っていた。


「…ここ。立ってみて。」

「え?…うわぁ、きれい…。」


目の前に広がるのは大きな空と海。こういうの晴天っていうんだっけ?雲ひとつない空のしたで海が波を打ってる。きれい…。


「この前、みんなで遊んだ帰りに一人でここら辺歩いてたら、見えてさ、夕雲も好きだろうなって思って見てた。」

「…でも、灯台から見るのはちょっと…なんていうか…。」

「もうそろそろいくか。またこれるし。大丈夫?ごめん、高いとこ苦手なのに。」

「またこよう!絶対にね!」

「うん。」

そうして私達は海を後にした。私の家に向かった。

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