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夕雲の中学生恋愛日記

第3章 中体連

祥亘とギクシャクしたまま、中体連の時期に入った。バスケ部はうちの学校が会場だから少し早めに学校に行った。野球部は会場が違う。祥亘と会えないことに寂しさを感じた。体育館にはまだ誰も居なくて、一人で控え室へと向かい、鞄を置く。すると、同じクラスの柚紀が現れた。柚紀もいま来たばかりで、とりあえず荷物を置きに来たらしい。

「今日はあんま出番ないけど、声だし頑張ろ!」

「うん、そうだね!」

私達はユニフォームはもらってはいるものの、試合に出たことはない。1年生が出なくても先輩たちがいる。だから、いつも応援に力をいれている。先輩たちもそれに感謝してくれたり、力になるっていってくれる。

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