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君だったから。

第5章 私の道はどっち?

約束の7時にちずと2人で駅前にいた。

「セフレさんまだかなー?」

ちずはワクワクでニコニコだった。

私は拓真に会いたい気持ちはあったものの、ちずの前じゃ下手な反応は出来ない。

そのとき、いつもの私服で3人が来た。

「久しぶりー!アリス!元気やった?」

最初に声をかけてきたのは昌だった。

「うん。元気だよ。」

私がちずのことを紹介しようとしたら

「みなさん、はじめまして。藍川稚樹華といいます。よろしくお願いします。」

と勝手に自己紹介をし始めた。

昌はいつもノリがいいから

「よろしくねー」

と軽く返した。

でも、戒も拓真もまだ一言も発していない。

そのとき、拓真が塞いでいた口を開いた。

「アリス…どこに行くんだよ?」

えっ…と…

どうしよう…決めてない…

拓真に理由つきだけど会えることが嬉しくて、ノープランだった。

すると、ちずが

「カラオケ行きません?」

と言った。

私はちずに助けてもらった。

すると、昌はすぐにノって

「おぉー!いいね!お前らもいいよな?よし、行こう!」

と勝手に話を進めた。

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