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君だったから。

第5章 私の道はどっち?

「ちょっと!やめて!」

私が叫んでも修也は拓真を問い詰めていた。

「修也!やめて!その人は関係ない!」

「はっ?」

ヤバ…

また、関係ないとか言っちゃった…

拓真のこと怒らせたかも…

でも、そんなことより今は修也止めなきゃ!

と、思ったらとっくに手を離していた。

「香月…大丈夫か?」

修也は私を見て、半分心配して、半分は驚いていた。

そりゃあそうだろう。

学校では純情な乙女を演じてるんだから。

こんな乱れた姿を見たら、誰だって驚く。

「うん。大丈夫。あのね…修也?」

「こいつは誰?」

「えっ…と…」

なんて言えばいいのかわかんなくなった。

友達じゃない…セックスしたし。

彼氏じゃない…拓真は私のこと好きじゃないし。

セフレっていったら怒っちゃうし。

そのとき、拓真の言葉に驚いた。














「俺はアリスの彼氏だ。お前は?アリスのなんなの?」

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