檻の中の女
第7章 学校生活
「……いこっか……。」
2人で一瞬立ち止まり、私が詩織に声をかけ、
2人で施設に入っていく。
どんなに嫌でも、
私たちにはここしかないのだから。
自分のブースに戻り、
制服を着替えて少し経つと、
施設のスタッフがバタバタ入ってきた。
「よう、310番。お待ちかねの楽しい時間だぞ。」
下卑た笑を浮かべて、いつものように私を見るスタッフたちを無言で睨みつける。
「おお、怖いな~。
最近お友達が出来たからってなかなか強気じゃないか?自分の立場を分かってないようだな。」
そう言いながら近寄ると
力づくで服を脱がして来た。
「や、やめて!」
「やめてだと?そんなこと言う資格あると思ってるのか?
お前がここでタダで美味いもん食ってお洒落して、
いい暮らしが出来てるのは何でだと思う?
そうだよな、男を喜ばせるために調教されてるからだ。それを嫌だと?
ふーん……これはお仕置きが必要だな。」
ニヤニヤと笑う男達の顔を見てゾッとする。