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檻の中の女

第5章 友情





320番の少女が来てから数日が経った。




当然だが、彼女は日増しに沈んでいっていた。



彼女はここでの生活が
今までとはもう違い、
自分はもう逃げ出すことは出来ない…


そう考えていることがありありとわかった。





彼女に話しかける女たちもいたが、
彼女は自分の殻に閉じこもっていて、
話しかけられてもあまり反応しない。


彼女も私と同じように1人で孤立する道を選んだようだった。








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