テキストサイズ

檻の中の女

第5章 友情






誰もいない生活棟に入り、
自分のブースに向かう。





自分のブースの前まで来て、
扉を開けようとしたとき、





ーーーーガタッ…








と、背後で物音がした。






誰もいないと思っていた私は、
びっくりしてぱっと振り返ると、
向かいのブースに彼女がいた。



こちらに背を向けるようにして
しゃがみこんでいた。








ストーリーメニュー

TOPTOPへ