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ワールドアパート

第5章 天才と会話

なんだか…
拍子抜けしてしまった
でも僕は素直に話をすることを決めた

「クッションせっかく出してくれたから
床に座ろうかな…」

少女は、本当に本当に
ふんわりと笑った

そしてテーブルを挟んで奥に座ると

「どうぞ!!」と言って
テーブルの向かい側を掌で示した


「あぁありがとう」

僕は部屋の中に一歩
また一歩と進み



天才の前に腰を下ろした

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