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フーセンガム

第25章 最終日③

(相葉side)

正直、セックスなんてしなくても良かった。
ただ、幸せな時間が過ごせれば。

大「寝ていい?」
「いいよ、おやすみ」
大「ありがとう。大好きだよ」
「俺も」

軽いキスを交わすと、智は眠りについた。

寝るの早いななんて考えてた。
そんなとき。

ニ「翔っ…んぁ、んんっ」
櫻「和也…愛してるよ」
ニ「うん、俺も…ぁん」

言い合いをしていた時には気づかなかった二人の甘い吐息。

……き、気まずい。

大「…もう!寝れないよ!」

智はほっぺを膨らませて、勢いよく起き上がった。

「…うん。しょうがないよ。盛り上がってるんだから」
大「う~ん…寝たいっ」

ほんと、寝るの好きだな。

「頑張って」

俺も眠くなった。

大「……雅紀」
「なに?」
大「勃っちゃった…」

勃った?

「え!?」

俺も勢いよく起き上がった。

大「わかんないけど…勃っちゃった」

恥ずかしそうにうつむく。

さっき抑えたはずの性欲が溢れかえった。

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