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フーセンガム

第27章 文化祭

(櫻井side)

美男美女グランプリか…。

和也が、美女グランプリに出れば優勝間違いなしなんだけどな。

美男と…美女に選ばれた人はなんかするとか…。

……だとしたら、和也を美女のほうにだしたい!

なんて、バカなことは考えないほうがいいな。

「体育館をお借りして、観客…生徒の皆さんに投票をして…」

先生に軽い説明をして、教室に戻る。

ニ「あ、翔」

和也と会うのは、1週間ぶりぐらい。

ニ「へ!?」

和也を、多目的室に連れ込む。
そして、鍵を閉める。

ニ「しょ、翔?」

強く、和也を抱き締める。

「会いたかった…」

和也の匂いに安心する。

ニ「もう…俺もだよ」

和也も俺を抱き締めた。

「好き。大好き。愛してる」

幸せで、泣きそうになる。

ニ「ふぇぇん…しょお」

急に泣き出してしまった。

ニ「愛して…愛してるっ」
「和也っ」

和也から身体を離して、見つめ合う。

ニ「また、泣いちゃった」

『えへへ』って笑う。

「可愛い」
ニ「ありがと♪」
「キスして、戻ろうか」
ニ「うん。1週間分のキスちょうだい♪」

可愛くキスをねだる和也にキスをして教室に戻った。

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