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フーセンガム

第27章 文化祭

(櫻井side)

教室に戻ってしばらくすると、和也からメールがあった。

〔文化祭で、女装をするかもしれない。〕

え?マジ?

〔なんで?〕

素早く、返事を返す。

〔俺もよくわかんない。けど、カフェやるらしいよ〕

カフェって…。
それメイドカフェでしょ!

〔そうなんだ。和也はいいの?女装するのに抵抗とか…ない?〕

和也が、女装するなんて願ったり叶ったりだよ。
そのまま、美女グランプリに…。

なんて、バカなことは考えない考えない。

〔抵抗あるよ(笑)でも、一応翔の承諾得といたほうがいいかなって〕

俺の承諾?
うわっ、嬉しい(笑)

〔俺はいいよ。でも、一番に和也の女装姿見たいな♪〕

ちょっとわがままを言ってみた。

〔しょーがないな。でも、抱かないでね〕

「なんで!」

ついつい、言葉に出してしまった。
周りのことなんて気にしないで、メールを打つ。

〔どうして?〕
〔文化祭が、終わったあとがいいなって思ったんだけど…。〕
〔わかった。その代わり、名一杯抱くからな〕
〔楽しみにしてます♪〕

あー、早く文化祭になんねぇかな。

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