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フーセンガム

第31章 グランプリ

(大野side)

「どお?似合う?」

くるっと1回転する。

相「似合うよー、やっぱり黒だな」

雅紀が買ってきたメイド服を着る。

「よかった~、似合わないと美女グランプリでれないし」
相「え?でるの?」
「でるよ」
相「そうなんだ。智なら優勝できるね」
「雅紀は、出ないの?」

雅紀は、腕を組んで考え始めた。

相「出なくていいよ」

苦笑いをする。

「出ようよ!一緒にグランプリ出ようよ!」
相「えっ、でも…」
「僕は、美女グランプリに。雅紀は、美男グランプリに。二人で優勝しちゃおうよ!」

いつになく熱い僕を見かねて、承諾してくれた。

相「しょうがないな…でも」
「なに?」
相「俺が、優勝したら学校で抱かせて」
「ぅえ!?」
相「条件ね」

にやにやする雅紀に「わかった。」と返事をした。

相「やった」

約束して良かったのか?
まぁ、雅紀がヤル気をだしてくれるならいっか。

ヤル気って、グランプリのことね(笑)

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