
フーセンガム
第35章 輝き
(二宮side)
俺のご飯を食べ、一服しているときに事件は起きた。
勤「うっ!」
翔のお父さんが、倒れた。
さっきまで、楽しそうに笑っていた笑顔が消えて苦しみの顔に変わっていた。
櫻「父さん?…父さん!」
翔は、すぐに駆け寄って体を揺すった。
奏「翔!揺すらないで!今、救急車呼んだから!」
櫻「い、嫌だ…父さん!」
奏「翔!」
パンっと翔の頬に奏さんの手があたる。
奏「いい加減にしなさい!」
櫻「…あっ、あぁ…」
床に座り込む翔は、お父さんをみて目から涙を流していた。
俺は、そんな風景をなにも言えず、なにもできずに見ていた。
勤「…ぃい……」
「え?」
勤「…ぅ……ぃい…」
櫻「なに?なに、父さん!」
翔と奏さんは、聞き取れてなかったみたいだけど俺にはわかった。
『もう…いい』
「そんなこと言わないで…翔のタキシード姿見るんでしょ?俺たちの…結婚式来てくれるんでしょ!?」
勤「……しょ……れよ…」
それが、最後の言葉だった。
医者が到着したころには、息を引き取っていた。
櫻「う…うわぁあ!」
お父さんが眠るベットの横で、泣く翔を見ていた。
『翔、頑張れよ』
これが、お父さんの最後の言葉だった。
俺のご飯を食べ、一服しているときに事件は起きた。
勤「うっ!」
翔のお父さんが、倒れた。
さっきまで、楽しそうに笑っていた笑顔が消えて苦しみの顔に変わっていた。
櫻「父さん?…父さん!」
翔は、すぐに駆け寄って体を揺すった。
奏「翔!揺すらないで!今、救急車呼んだから!」
櫻「い、嫌だ…父さん!」
奏「翔!」
パンっと翔の頬に奏さんの手があたる。
奏「いい加減にしなさい!」
櫻「…あっ、あぁ…」
床に座り込む翔は、お父さんをみて目から涙を流していた。
俺は、そんな風景をなにも言えず、なにもできずに見ていた。
勤「…ぃい……」
「え?」
勤「…ぅ……ぃい…」
櫻「なに?なに、父さん!」
翔と奏さんは、聞き取れてなかったみたいだけど俺にはわかった。
『もう…いい』
「そんなこと言わないで…翔のタキシード姿見るんでしょ?俺たちの…結婚式来てくれるんでしょ!?」
勤「……しょ……れよ…」
それが、最後の言葉だった。
医者が到着したころには、息を引き取っていた。
櫻「う…うわぁあ!」
お父さんが眠るベットの横で、泣く翔を見ていた。
『翔、頑張れよ』
これが、お父さんの最後の言葉だった。
