フーセンガム
第41章 宝石
(二宮side)
「え?もう帰るの?」
櫻「うん。家に帰ったら渡す」
「え?買ったの?」
櫻「うん。」
俺に相談なしで?
「えっ…」
櫻「帰ろ?」
「…うん」
違う。
俺は、翔と選びたかった。
翔に選んでほしかったのは事実だけど一方的に選んでほしかったわけではない。
「…翔」
櫻「なに?」
信号が赤に変わる。
「降ろして」
櫻「え?」
「車から降ろして」
櫻「どうして?」
翔は、焦りながら吐き捨てるように笑っていた。
「俺が欲しかったのは、宝石じゃない」
櫻「え?」
「二人で選ぶ、一緒の時間が欲しかったんだ。」
タイミング悪く、信号が青に変わった。
櫻「じゃあ、ネックレス要らなかったのかよ。」
「そういうことじゃないよ」
櫻「じゃあ、どういうことだよ!」
翔の声にビクッと体が跳ねた。
櫻「一緒の時間ってなんだよ。毎日、一緒にいるだろ」
「いないよ!」
櫻「いるだろ」
「俺は、人形じゃないんだよ?いつも寝てるときに帰ってきてさ。」
不満が爆発した。
「え?もう帰るの?」
櫻「うん。家に帰ったら渡す」
「え?買ったの?」
櫻「うん。」
俺に相談なしで?
「えっ…」
櫻「帰ろ?」
「…うん」
違う。
俺は、翔と選びたかった。
翔に選んでほしかったのは事実だけど一方的に選んでほしかったわけではない。
「…翔」
櫻「なに?」
信号が赤に変わる。
「降ろして」
櫻「え?」
「車から降ろして」
櫻「どうして?」
翔は、焦りながら吐き捨てるように笑っていた。
「俺が欲しかったのは、宝石じゃない」
櫻「え?」
「二人で選ぶ、一緒の時間が欲しかったんだ。」
タイミング悪く、信号が青に変わった。
櫻「じゃあ、ネックレス要らなかったのかよ。」
「そういうことじゃないよ」
櫻「じゃあ、どういうことだよ!」
翔の声にビクッと体が跳ねた。
櫻「一緒の時間ってなんだよ。毎日、一緒にいるだろ」
「いないよ!」
櫻「いるだろ」
「俺は、人形じゃないんだよ?いつも寝てるときに帰ってきてさ。」
不満が爆発した。