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フーセンガム

第42章 行く末

(二宮side)

潤くんの家は、前に俺が住んでた場所と近かった。

「11勝1敗かな」
松「…ぼろ負けだな」
「潤くん、凄い弱かったね」
松「うるさいな…。はい。汚い所ですがどうぞ」
「お邪魔しまーす」

潤くんの家は、いい匂いがした。

しかも、隅々まで綺麗だった。

「…どうやって掃除してるの?」
松「え?普通に」
「見てるから、掃除してよ」

家をこんな風に綺麗にしたいと…。

『和也は、掃除上手だし、料理上手だし、パーフェクトだね♪』

「やっぱりいいや」

翔のことを思い出してしまった。

松「…和」
「なに?潤く…」

気づいたときには唇を重ねられていた。

「んっ…じゅ、ん…」
松「っ…ごめん…」
「潤くん…もっと…」
松「え?」

今は、翔を忘れたかった。

「もっと…」
松「わかった。」

唇を重ねられて、そのままソファに押し倒された。

「んぁ…じゅ…潤くんっ」

身体を撫でられる。

松「なに?」
「抱いて…翔のこと…忘れさせて…」
松「わかった。そのかわり…」
「ん?」
松「俺のこと…好きになって」
「うん。わかった。」

潤くんを求めた。

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