
フーセンガム
第48章 恋の足跡
(二宮side)
長い長い終業式を終えてクラスに戻る。
クラスのドアには女子が集まっている。
ん?なんだろ…。
教室に入ると、いつも一緒にいる人が俺の席に座っていた。
「しょ…翔!」
びっくりしてついつい声を、あげてしまう。
櫻「和也」
ふっと微笑む翔。
「ど、どうして?」
櫻「迎えにきたの」
「え~、嬉しいです♪」
櫻「敬語?」
「昔に戻ったみたいでしょ?」
櫻「うん」
同級生と、一つ下の学年の子は俺達の関係を知ってるから温かく静かに見守っていた。
「翔さん、ん!」
手を広げて、抱き締められるのを待つ。
「翔さん…ぎゅって…してください」
櫻「いいよ」
翔は、立ち上がってしばらく俺を見つめた。
「翔さん…好き?」
櫻「好き」
「俺も好きっ」
翔に抱きつくと、翔も背中に手を回して抱き締めてくれる。
その瞬間、拍手がおきる。
去年のグランプリの二人が一緒にいるんだもんね。
翔が制服で来てくれたのは嬉しいけど…
一番嬉しいのは、翔とまた学校で会えたことだよ。
「ふぇぇ」
櫻「泣かないの。ね?」
翔に背中をトントンされる。
「しょお~」
櫻「ん?」
「大好きだよ、ずっと傍にいてね」
泣きながら伝える。
櫻「当たり前だろ」
「ふぇぇ」
先生「オラ、席つけや」
あ、先生いたんだ。
長い長い終業式を終えてクラスに戻る。
クラスのドアには女子が集まっている。
ん?なんだろ…。
教室に入ると、いつも一緒にいる人が俺の席に座っていた。
「しょ…翔!」
びっくりしてついつい声を、あげてしまう。
櫻「和也」
ふっと微笑む翔。
「ど、どうして?」
櫻「迎えにきたの」
「え~、嬉しいです♪」
櫻「敬語?」
「昔に戻ったみたいでしょ?」
櫻「うん」
同級生と、一つ下の学年の子は俺達の関係を知ってるから温かく静かに見守っていた。
「翔さん、ん!」
手を広げて、抱き締められるのを待つ。
「翔さん…ぎゅって…してください」
櫻「いいよ」
翔は、立ち上がってしばらく俺を見つめた。
「翔さん…好き?」
櫻「好き」
「俺も好きっ」
翔に抱きつくと、翔も背中に手を回して抱き締めてくれる。
その瞬間、拍手がおきる。
去年のグランプリの二人が一緒にいるんだもんね。
翔が制服で来てくれたのは嬉しいけど…
一番嬉しいのは、翔とまた学校で会えたことだよ。
「ふぇぇ」
櫻「泣かないの。ね?」
翔に背中をトントンされる。
「しょお~」
櫻「ん?」
「大好きだよ、ずっと傍にいてね」
泣きながら伝える。
櫻「当たり前だろ」
「ふぇぇ」
先生「オラ、席つけや」
あ、先生いたんだ。
