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フーセンガム

第48章 恋の足跡

(櫻井side)

俺達は、体育館でイベントやらされた。

ニ「懐かしいなぁ」

和也は、また女装をしていた。

「可愛い」
ニ「きゃ♪ありがと」
「じゃ、行こうか」

手を差し出すとにこっと和也が微笑む。

舞台に立つと、たくさんの生徒が拍手をして俺達を迎えてくれた。

「すっげぇ、人いるな」
ニ「まぁ、有名人ですからね」

笑いがおきる。

「「にのー!」」

女子生徒が叫んだ。

ニ「なに~?呼んだ?」
「「キャー!」」

和也の影響力半端ないな。

「「櫻井先輩!」」
「はい?」

声が裏返る。

ニ「ふふっ」
「ごめん、俺が呼ばれるなんて思ってなくて」
ニ「呼ばれるに決まってるでしょ」
「え?なんで?」
ニ「それは…」

和也が腕に絡みつくように腕を組んだ。

ニ「翔が、カッコいいから♪」
「「キャー!」」

やっぱり、和也の影響力半端ねぇ(笑)

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